会議や取材、講義のノートをもっとスピーディーに記録できたら——そんな悩みを持つ方に注目されているのが「速記」です。しかし、いざ習おうとすると「どの教室を選べばいいの?」「費用はどのくらいかかるの?」と迷う方も多いはず。この記事では、速記教室の費用相場・学習期間・選び方のポイントを徹底解説するとともに、通学・オンライン・通信講座それぞれのおすすめ教室を6つ厳選してご紹介します。初めての方でも後悔しない選択ができるよう、比較表やQ&Aも充実させました。ぜひ参考にしてください。
【結論】速記教室の費用・期間・学習形式まとめ

速記教室を選ぶ前に、まず全体像を把握しておきましょう。費用・期間・学習形式によって選択肢は大きく異なりますが、自分の目的・予算・生活スタイルに合わせて選ぶことが最も重要です。
以下では費用の目安、習得期間のロードマップ、そして3つの学習形式の特徴をまとめました。まずここを読むだけで、自分に合う方向性が見えてきます。
費用相場|通学・オンライン・通信講座の料金比較
速記教室の費用は学習形式によって大きく異なります。通学型の教室・カルチャーセンター講座では、3ヶ月(12回)で約2万7千円〜3万5千円前後が相場です。別途、テキスト代として月1,000〜1,500円程度かかる場合もあります。
日本速記協会が運営する共練会(共同練習会)は1回300円〜500円と非常にリーズナブルで、生涯学習としても人気があります。
オンラインの速記共練会(DiscordなどのSNSを活用したもの)の中には完全無料で参加できるものもあり、地方在住の方にとって特に貴重な選択肢です。
| 形式 | 費用目安(月額換算) | 特徴 |
|---|---|---|
| 通学型教室 | 月7,000〜12,000円程度 | 講師に直接指導してもらえる |
| オンライン共練会 | 無料〜月数百円 | 全国どこからでも参加可能 |
| 通信講座 | 月3,000〜8,000円程度 | 自分のペースで学習できる |
| 日本速記協会 共練会 | 1回300〜500円 | 格安・仲間と和気あいあい |
習得期間の目安|初級〜上級レベル別ロードマップ
速記の習得期間はレベルによって大きく異なります。基本文字(速記符号)の習得は最短1ヶ月以内が目安で、1日1行ずつ練習すれば1ヶ月以内にすべての言葉が書けるようになります。
以下に検定級別の学習目安をまとめます:
- 6級(入門):1〜3ヶ月。基本文字がスラスラ書けるレベル。かな文字より速く楽に書ける。
- 4〜5級(ビジネス活用):3〜6ヶ月。秘書的な仕事やメモに活用できるレベル。
- 3級(セミプロ):6ヶ月〜1年。会議録や取材メモが作成できる実務活用レベル。
- 1〜2級(プロ):1年以上の継続練習が必要。速記士として仕事に就けるプロレベル。
中日文化センターの速記教室では、初級3ヶ月→中級4ヶ月→上級(5〜3級受験)6ヶ月→専門(2〜1級受験)6〜10ヶ月というカリキュラムが設定されており、これが一般的なロードマップの目安となっています。
3つの学習形式|通学・オンライン・通信の特徴
速記を学ぶ方法は大きく3つに分かれます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルや目標に合わせて選ぶことが大切です。
【通学型】講師から直接フィードバックが受けられるため、文字の書き方の癖を早期に修正できます。仲間との練習でモチベーションも維持しやすいのが特徴。ただし、開講地域が限られる点と、スケジュールの自由度が低い点が課題です。
【オンライン】全国どこからでも受講可能で、移動の手間がかかりません。日本速記協会のオンライン速記共練会(Discord使用)は無料で参加でき、初心者から上級者まで対応しています。自己管理能力が求められる点に注意が必要です。
【通信講座】テキストと添削指導を中心に、自分のペースで学べます。仕事や育児で忙しい方でも隙間時間を活用できるのが最大のメリット。ただし、リアルタイムの質問や発音矯正には向かない面もあります。
速記教室の選び方|失敗しない5つのチェックポイント

速記教室を選ぶ際は、費用だけで判断するのは危険です。自分の目的に合った教室かどうかを見極めるために、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。
チェック①|採用している速記方式を確認する
速記には複数の方式があり、方式が異なると文字体系が全く違うため、後から変更するのは困難です。教室を選ぶ前に、どの速記方式を教えているかを必ず確認しましょう。
現在主要な方式は早稲田式・中根式・V式・衆議院式・参議院式の5種類。このうち教材が入手しやすく、指導者が多いのは早稲田式・中根式・V式の3つです。
- 早稲田式:初学者向け。規則性があり覚えやすい。通信教育・専門学校での普及率が高い。
- 中根式:高校・大学の速記部で主流。学習者・指導者が比較的多い。
- V式:日本語の特性に合わせた比較的新しい方式。教材の入手が容易。
資格取得や就職を目指す方は、速記技能検定試験に対応している方式(早稲田式・中根式・衆議院式・参議院式など)を選ぶとよいでしょう。
チェック②|講師の実績と指導スタイルを見極める
速記は正しい書き方の習慣が非常に重要で、初期の癖が後の上達を左右するため、講師の質が大切です。講師が速記技能検定1〜2級を持つプロであるかを確認しましょう。
また、指導スタイルも重要です。グループ指導か個別指導か、フィードバックの方法(口頭・添削など)も確認しておくと安心です。体験レッスンや見学で実際の授業の雰囲気を体感することをおすすめします。
中日文化センターの速記教室の場合、講師は1級速記士で(公社)日本速記協会会員という高い実績を持つ専門家が担当しており、検定試験の高合格率を誇っています。このように修了生の検定合格率や実務実績を公開している教室は信頼性が高い証拠です。
チェック③|振替制度・サポート体制の充実度
仕事や予定と両立するためには、振替制度の有無が重要です。急な欠席でも別日に振り替えられる制度があると安心して継続できます。
また、質問への対応体制も確認しましょう。メールや電話で気軽に質問できるか、教材の疑問点をすぐに解消できるかは学習の継続に直結します。
通学型の場合は、授業外でも質問できる時間や、練習用プリントの提供など学習サポートの充実度をチェックしてください。オンラインや通信の場合は、質問受付の頻度(例:1日3問まで対応など)を事前に確認することが大切です。
チェック④|受講生の口コミ・修了実績を調べる
教室選びで最も信頼できる情報のひとつが、実際に受講した人の口コミです。検定合格者の人数や級を公開している教室は、指導力に自信があるということの表れです。
SNSや速記関連のコミュニティ(日本速記協会の掲示板、速記愛好者のブログなど)でリアルな評判を調べることも有効です。
また、教室のホームページに修了生の体験談が掲載されているかも確認しましょう。「趣味が高じてプロになった」「仕事をしながら1級に合格した」といった具体的なエピソードがある教室は、幅広い目的の受講生に対応できる実力があると判断できます。
チェック⑤|体験レッスン・無料相談の有無
入会前に必ず体験レッスンや無料相談を活用しましょう。実際の授業を体験することで、講師との相性・教室の雰囲気・カリキュラムの進め方を確認できます。
日本速記協会の共練会は初回無料や低額で参加できるものが多く、気軽に速記の世界を体験できます。カルチャーセンター系の教室では体験講座を設けているケースもあります。
体験時のチェックポイントとしては、
- 講師の説明はわかりやすいか?
- 他の受講生との雰囲気は良いか?
- 教材・施設の質はどうか?
- 自分のペースに合わせてもらえるか?
の4点を確認しておくと後悔が少なくなります。
おすすめ速記教室・講座6選|特徴別に紹介

ここでは、学習形式・目的別に特徴あるおすすめの速記教室・講座を6つ紹介します。それぞれの強みと向いている人の特徴を押さえて、自分に最適な一択を見つけましょう。
【通学型】早稲田速記学校|本格的に速記を極めたい人向け
早稲田式速記は、川口渉によって1930年に体系化された日本を代表する速記方式で、長年にわたり通信教育や専門学校を通じて普及してきました。早稲田速記の流れを汲む教室では、伝統ある教材と指導体系のもとで本格的に速記を習得できます。
おすすめの対象者:速記技能検定1〜2級の取得を目指したい方、将来プロの速記士として活躍したい方、腰を据えて本格的に速記を習得したい方。
- 方式:早稲田式速記
- 特徴:規則性が明確で初学者でも覚えやすい体系。長期的な学習に適した段階的カリキュラム。
- 教材:早稲田式速記法テキスト(全12巻。現在第3巻まで販売中)。1冊あたり数千円で購入可能。
- 学習コミュニティ:早稲田大学邦文速記研究会のサブテキスト(無料)も活用可。
- 注意点:最新の開講情報・料金は直接お問い合わせのうえご確認ください。
早稲田式は子音ごとにはっきりした規則性があるため、他の方式と比べて初学者が体系を理解しやすく、スムーズに上達できるのが大きな特徴です。速記技能検定試験にも対応しており、資格取得を目指す方に特におすすめです。
【通学型】中根速記学校|少人数制で丁寧な指導を受けたい人向け
中根速記学校は東京の九段下に拠点を持つ歴史ある速記指導機関で、中根式速記の指導に特化した教室です。中根式速記は1914年に中根正親によって考案され、現在でも高校・大学の速記部を中心に広く使われている方式です。
おすすめの対象者:少人数の環境でじっくり学びたい方、高校・大学で中根式を学んだ方のブラッシュアップ、指導者の下で体系的に速記を習得したい方。
- 方式:中根式速記
- 特徴:高校・大学の速記部で最も普及している方式。省略体系が他の方式にも活用されており、学習者・指導者ともに比較的多い。
- 教材:中根式速記協会公式教材『はやかな練習ノート』『速記マスターノート』(全3冊)。基礎から高度な省略体系まで体系的に学習可能。
- 指導スタイル:通信教育および研究科課程が整備されており、個人のペースに合わせた指導が受けられる。
中根式速記は特に大学の速記部での実績が豊富で、大学在学中に始めた新入生が1年後には分速140〜200字を書けるようになった事例もあります。速記部出身者や将来的に速記競技を楽しみたい方にも向いています。
【オンライン対応】速記オンラインレッスン|全国どこからでも受講可能
日本速記協会が運営するオンライン速記共練会は、Discord(ディスコード)というコミュニケーションツールを使って全国各地の速記愛好者がオンラインで練習・交流できる場です。参加費は無料で、パソコンやスマートフォンがあれば全国どこからでも参加できます。
おすすめの対象者:地方在住で近くに速記教室がない方、通勤・通学の時間が取れない忙しい方、費用を抑えながら仲間と一緒に練習したい方。
- 参加方法:Discordの公開サーバー『オンライン速記共練会』に登録(無料)
- 対応方式:どの方式でも参加可。初心者から速記技能検定合格を目指す方まで歓迎。
- 費用:完全無料
- 学習内容:チャット・音声通話・画面配信を活用した練習。朗読文の速記練習や反訳(符号を日本語に翻訳)練習が中心。
また、各地の速記愛好者が自主的に運営するオンライン共練会(LINEを活用したリモート学習会)も全国に複数存在します。会場参加は1回500円、自宅等からのオンライン参加は無料という柔軟な参加形式も魅力です。参加前に日本速記協会(公式サイト)で最新の開催情報を確認しましょう。
【通信講座】ユーキャン速記講座|費用を抑えて自分のペースで学びたい人向け
大手通信教育会社による速記の通信講座は、テキスト・教材一式が自宅に届き、自分のペースで学習できるスタイルが最大の特徴です。仕事や家事・育児で忙しい方でも、すき間時間を活用して着実にスキルを身につけられます。
おすすめの対象者:忙しくて教室に通えない方、費用を抑えて速記の基礎から学びたい方、自分のペースでじっくり学習を進めたい方。
- 学習スタイル:テキスト中心の自学自習。設問への回答を提出する添削形式のものが多い。
- 費用目安:月々3,000〜5,000円程度(講座・プランにより異なる)
- 学習期間:標準6ヶ月程度(サポート期間はそれ以上設定されていることが多い)
- メリット:自分のスケジュールに合わせて進められる。教室へ通う交通費・時間が不要。
- デメリット:リアルタイムの質問対応は限られる。モチベーション管理が必要。
※現在提供されている速記専用の通信講座については、各社の最新情報をご確認ください。過去には早稲田速記講座をはじめとする通信速記講座が広く利用されており、今後も需要が見込まれる分野です。速記に関連したテープライター(文字起こし)講座や議事録作成講座と組み合わせることで、実務スキルをより高めることができます。
【通信講座】がくぶん速記講座|添削指導で確実にスキルを身につけたい人向け
添削指導付きの通信講座は、講師がひとりひとりの速記文字を確認してフィードバックしてくれるため、独学よりも効率的に正しいスキルを身につけられます。速記は文字の書き方の正確さが重要なため、添削指導の有無は上達速度に大きく影響します。
おすすめの対象者:独学での学習に不安を感じる方、添削によるフィードバックで着実にスキルを積み上げたい方、忙しい中でも効率よく速記を習得したい方。
- 添削指導の仕組み:提出された速記文字の答案に対し、講師が誤りや改善点をコメント付きで返却。
- 費用目安:受講料は講座内容によって異なるが、月々3,500〜7,000円程度が一般的な相場。
- 学習期間:標準6〜9ヶ月程度。サポート期間内であれば自分のペースで進められる。
- サポート体制:質問窓口があれば、学習中の疑問をメールや書面で随時質問可能。
添削指導付きの通信講座で速記を学ぶ際は、添削の回数・返却までの期間・質問できる頻度を入会前に確認しておきましょう。※最新の講座情報・受講料については各社の公式サイトでご確認ください。
【短期集中】速記入門セミナー・ワークショップ|まず体験してみたい人向け
NHK文化センターや中日文化センターなどのカルチャーセンターでは、速記の短期入門講座やワークショップが開催されています。1日〜3ヶ月程度の短期間で速記の基礎を体験でき、本格的な学習を始める前の「お試し」として最適です。
おすすめの対象者:速記に興味はあるが、いきなり長期コースに申し込むのが不安な方、まず速記を体験してみてから続けるか判断したい方。
- 費用例(NHK文化センター):入会金3,300円(別途受講料)。体験講座は数千円から参加可能。
- 費用例(中日文化センター):体験講座は1,672円(税込)程度で参加可能。
- 内容:速記の基本符号の紹介、速記文字を使った練習体験、速記の活用方法の解説など。
- 期間:1日〜数週間の短期集中型。
日本速記協会の共練会では、初回無料・または1回300円〜500円という格安価格で参加できるため、こちらも気軽に速記を体験する場として活用できます。「まずやってみたい」という方は、地元の共練会への参加が最も手軽でおすすめです。
速記教室の比較表|費用・期間・形式を一覧でチェック

ここまで紹介した各教室・講座の特徴を一覧表で比較します。一目で違いを把握し、自分に合うものを見つけてください。
通学型・オンライン・通信講座の比較一覧
| 教室・講座 | 形式 | 費用目安 | 習得期間目安 | 速記方式 |
|---|---|---|---|---|
| 早稲田速記系教室 | 通学 | 月7,000〜12,000円 | 6ヶ月〜2年 | 早稲田式 |
| 中根速記学校系 | 通学・通信 | 月5,000〜10,000円 | 6ヶ月〜2年 | 中根式 |
| 中日文化センター速記教室 | 通学 | 月9,240円(12回/3ヶ月) | 3〜10ヶ月 | 中根式 |
| オンライン速記共練会 | オンライン | 無料 | 自由設定 | 方式不問 |
| 通信速記講座 | 通信 | 月3,500〜7,000円 | 標準6〜9ヶ月 | 早稲田式など |
| 短期入門セミナー | 通学・オンライン | 数百〜数千円/回 | 1日〜3ヶ月 | 方式不問 |
目的別おすすめ教室|資格取得・仕事活用・趣味別
【資格取得・就職を目指す方】速記技能検定の合格実績が豊富な通学型教室がおすすめです。講師による直接指導と検定対策カリキュラムが整っており、確実に合格レベルに到達できます。
【仕事での速記活用(ビジネス利用)を目指す方】検定3〜4級レベルを目標に、通学型またはオンライン形式で半年〜1年のコースを選ぶと効率的です。速記技能検定3級以上を取得すると、議会速記・会議録作成・取材記録などのプロフェッショナルな仕事に活かせます。
【趣味・教養として楽しみたい方】日本速記協会の共練会(1回300〜500円)や、NHK文化センター・中日文化センターなどのカルチャーセンター講座がぴったりです。費用を抑えながら、仲間と楽しく速記を続けられる環境があります。
速記教室に通う前に知っておきたい基礎知識

速記教室を選ぶ前に、速記そのものについての基礎知識を持っておくと、教室の説明やカリキュラムの内容がよりスムーズに理解できます。ここでは速記の概要から活用シーン、方式の違いまでを解説します。
速記の基本|現代でも役立つ3つの活用シーン
速記とは、特殊な符号(速記文字)を使って話し言葉を素早く書き取る技術です。現代では音声認識技術の進化により速記士の需要は変化しましたが、個人スキルとしての速記は今なお多くの場面で役立ちます。
①会議・審議会の記録:発言内容を素早く正確に書き留めることができ、議事録作成に活用できます。地方議会や委員会での速記業務は今もプロの需要があります。
②取材・インタビューのメモ:ライターや記者がインタビュー時に活用することで、ICレコーダーに頼らずリアルタイムで発言を記録できます。人の言葉を正確に伝える仕事には特に有効です。
③講義・セミナーのノートテイク:大学の授業や各種セミナーで講師の発言を速記すると、通常のメモよりはるかに多くの情報を記録できます。関西大学速記部の事例では、新入生が1年後には分速140〜200字を書けるようになり、どんな早口の教授の講義でもノートが取れると報告されています。
速記の主要方式|早稲田式・中根式・衆議院式の違い
日本語速記の歴史は1882年に田鎖綱紀が速記法を考案したことに始まります。その後、中根式(1914年)・早稲田式(1930年)・衆議院式(1939年)・参議院式(1947年)と現在使われる主要4方式が順次確立されました。
- 早稲田式:音節を線で表す方式。子音ごとに規則性があり初学者向け。通信教育・専門学校での普及率が高い。
- 中根式:高校・大学速記部で主流。歴史が長く、ほとんどの高校速記部が採用している。
- 衆議院式:衆議院の公式速記方式。参議院式より複雑だが専門性が高い。
- 参議院式:最も古い速記方式。衆議院式より簡略化されており、学びやすい面もある。
- V式:日本語の音の並び方に特化した比較的新しい方式。教材の入手が容易。
どの方式を選ぶかは、目的・指導者の有無・教材の入手しやすさで判断しましょう。日本速記協会の速記技能検定試験はすべての主要方式に対応しているため、方式が異なっても同じ資格取得を目指せます。
独学と教室の違い|挫折せずに習得するための選択
速記は独学でも習得できますが、挫折率が高いのが現実です。速記文字の正しい書き方や省略の体系は、独学では誤った習慣が身についてしまうリスクがあります。
独学が有効なのは、基本文字の暗記段階(入門〜6級レベル)まではテキストと動画講座で進められる場合があります。ただし、3〜4級以上を目指す場合は教室・共練会への参加が強く推奨されます。
教室・共練会のメリット:
- 講師による即時フィードバックで悪い癖を早期修正できる
- 仲間と練習することでモチベーションが維持できる
- 検定試験対策のノウハウを直接教わることができる
- 朗読練習など独学では難しい練習が充実している
日本速記協会の共練会は1回500円前後から参加可能で、完全な独学より大幅に安く、かつ教室よりも低コストで指導を受けられる最良の選択肢です。
速記教室に関するよくある質問【Q&A】

速記教室や速記学習に関して、よく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。入会前の疑問解消にお役立てください。
Q. 速記は何歳からでも始められる?
Q. 速記は何歳からでも始められますか?
A: 基本的に年齢を問わず始められます。通信教育・スクーリング形式の場合、小学5年生以上から学習可能という目安があります。大人になってから始めた方が「30歳から始めてプロになった」という事例も多く、年齢に関係なく取り組める技術です。
Q. 速記の資格は就職・転職に役立つ?
Q. 速記の資格は就職・転職に役立ちますか?
A: 速記技能検定3級以上を取得すると就職・転職に有利です。速記者の求人では3級以上を条件とすることが多く、1〜2級取得者はプロの速記士として活躍できます。秘書・議会速記・テープライターなどの職種で特に評価されます。
Q. 教室に通う頻度はどのくらい?
Q. 速記教室には週に何回通えばいいですか?
A: 週1〜2回が一般的な通学頻度です。中日文化センターの速記教室は毎週土曜日の週1回開催です。自宅での毎日の練習(1日30分〜1時間程度)を合わせることで着実にスキルが伸びます。
Q. 途中で辞めた場合、返金はある?
Q. 途中で受講を辞めた場合、受講料は返金されますか?
A: 返金規定は教室・講座によって異なります。一般的に通学型教室はコース単位での申込みが多く、途中退会時の返金が難しいケースがあります。通信講座の中には教材到着後でもキャンセル(返品)可能なものもあります。入会前に必ず返金・キャンセルポリシーを確認しましょう。
Q. 速記教室と通信講座、どちらがおすすめ?
Q. 速記を習うなら教室と通信講座どちらが良いですか?
A: 目的によって異なります。本格的に資格取得を目指す・プロになりたい方は通学型教室が有利です。一方、費用を抑えてビジネスメモや趣味レベルで速記を活用したい方には通信講座・オンライン共練会が適しています。まずは無料の体験やオンライン共練会に参加して、自分に合う方法を確かめてみることをおすすめします。
まとめ|速記教室選びの次のステップ

この記事では、速記教室の選び方から費用・期間・おすすめ教室6選まで徹底解説しました。最後に要点を整理します。
- 費用の目安:通学型は月7,000〜12,000円、日本速記協会の共練会は1回300〜500円、オンライン共練会は無料から参加可能。
- 習得期間:6級(入門)は1〜3ヶ月、3級(セミプロ)は6ヶ月〜1年、1〜2級(プロ)は1年以上。
- 方式の選択:初心者には規則性がわかりやすい早稲田式、高校・大学速記部出身者は中根式、コンパクトに学びたい方にはV式がおすすめ。
- まずはお試し:日本速記協会の共練会(格安・初回無料もあり)や、カルチャーセンターの体験講座で速記を体験してから本格的な教室を選ぶのがベスト。
- 資格取得を目指すなら:速記技能検定3級以上で就職・転職への活用が広がる。年4回(2月・5月・8月・11月)実施の検定試験に向けて計画的に学習しよう。(※2月はIBT方式で3〜6級のみ)
速記は習得に時間がかかる技術ですが、一度身につけると一生ものの強力なスキルになります。まずは無料のオンライン共練会への参加や体験レッスンから、速記の世界へ一歩踏み出してみましょう。公益社団法人 日本速記協会(https://sokki.or.jp/)では、全国の学習の場の情報を網羅しているため、まず公式サイトをチェックすることをおすすめします。


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