速記を学び始めたとき、多くの人が最初につまずくのが「長音の書き方」です。「線を伸ばすだけでしょ?」と思いきや、「えい」と「おう」の処理、外来語の扱い、複合語での位置など、意外と奥が深い。この記事では、早稲田式速記を中心に長音符号の基本形から間違えやすいパターン、効率的な練習法まで、初心者が知りたい情報をすべて網羅して解説します。長音をマスターすると速記の精度が格段に上がりますので、ぜひ最後まで読んでください。
【結論】速記の長音は「線を伸ばす」が基本|図解で即わかる

速記における長音の書き方を一言で表すなら、「母音符号の線をそのまま伸ばす(払う)」が基本ルールです。
日本語の「ー(長音符)」は、直前の音を1モーラ分伸ばす記号ですが、速記では通常の文字を書き終えた後に「はらい」の動作を加えることで長音を表現します。
日本速記協会の練習教材(V式)によれば、「長音『ー』ははらって、続きがあれば間を少し空けます」と明記されています。この「はらい」こそが長音符号の本質です。
つまり「アート(あーと)」を速記で書く場合、「ア」の符号を書いた後にペンを払うように線を伸ばし、その後「ト」の符号を続けます。この基本さえ押さえれば、長音の大半は対応できます。
長音符号の基本形を図で確認
長音符号の基本形は、各母音符号の「延長線」として描かれます。早稲田式速記では、各行の母音に対応した方向に線を払うことで長音を表現します。

上の図は早稲田式速記の濁音・長音・長濁音に関する符号一覧です。長音符号がどのような形状で表現されるか、視覚的に確認してください。
基本形をまとめると以下のようになります:
- ア列長音(あー):ア行符号を書いた後、右下方向に払う
- イ列長音(いー):イ行符号を書いた後、払いを加える
- ウ列長音(うー):ウ行符号を書いた後、払いを加える
- エ列長音(えー):エ行符号を書いた後、払いを加える
- オ列長音(おー):オ行符号を書いた後、払いを加える
参考として衆議院式速記での長音解説動画も確認するとイメージが深まります:
通常の母音線との違い(比較図)
初心者が最初に混乱するのが、「通常の母音符号」と「長音符号」の見た目の違いです。

通常の母音符号は「決まった長さ・角度・終点」を持ちますが、長音符号はその符号の末尾からさらに払いを加えた形になります。
比較ポイントを整理すると次のとおりです:
| 項目 | 通常の母音符号 | 長音符号 |
|---|---|---|
| 線の長さ | 一定(規定の長さ) | 払いで延長される |
| 終わり方 | 止める | 払う(スムーズに流す) |
| 角度 | 固定 | 払い方向に変化 |
| 次の文字との間隔 | 通常間隔 | 少し空ける |
この違いを意識して練習することで、読み返したときに長音かどうかを正確に判別できるようになります。
【図解】早稲田式速記の長音符号と書き方ルール

日本で最もポピュラーな速記方式のひとつが早稲田式速記です。企業の会議録作成など、民間の現場で広く使われています。国会では衆議院式・参議院式が採用されています。
早稲田式速記の公式マニュアルでは、長音は「濁音・長音・長濁音の書き方」の章に体系的にまとめられており、母音ごとに明確なルールが定められています。
早稲田式速記マニュアル:早稲田式速記マニュアル(清音・濁音・長音の書き方)
長音符号の形状と書き順(大きな図解付き)
早稲田式速記における長音符号の書き順は、①通常の音節符号を書く → ②末尾から払いを加えるという2ステップです。


上の図(早稲田式速記法公式テキストより)で確認できるように、各行の長音符号は方向性が異なります。特に重要なのは「払いの方向を揃える」習慣をつけることです。
早稲田式速記講座で長音の扱いを動画で確認することもできます:
書き順の注意点をまとめると次のとおりです:
- 音節符号を正確な形で書き終える(払いは最後)
- 払いは「力を抜いて自然に流す」ように書く
- 長音の後に続く文字がある場合は「少し間を空けて」書く
- 高速で書くときも払いの方向だけは守る
母音別の長音処理ルール一覧
早稲田式速記では、母音ごとに長音の処理ルールが異なります。以下の一覧で整理しておきましょう。
| 母音列 | 長音の表記 | 代表例 | 書き方のポイント |
|---|---|---|---|
| ア列(あ段) | あ+あ / あ+長音符 | おかあさん、アート | 直音符号にアの払いを加える |
| イ列(い段) | い+い / い+長音符 | おにいさん、ヒーロー | イ行符号の末尾から払う |
| ウ列(う段) | う+う / う+長音符 | くうき、ウール | ウ行符号の末尾から払う |
| エ列(え段) | え+え / え+い | おねえさん、えいご | 「えい」は特殊処理(後述) |
| オ列(お段) | お+お / お+う | おおきい、おうさま | 「おう」は特殊処理(後述) |
中根式速記法の概要でも「ア列の長音は直音符号にアをつける」と説明されており、この考え方は複数の速記方式に共通しています。参考:中根式速記法概要 7
「えい」「おう」の処理方法【最重要】
速記の長音学習において最も重要なのが、「えい」と「おう」の処理方法です。これを間違えると、読み返したときに意味が変わってしまいます。
「えい」の処理:現代日本語では「えい」は多くの場合「えー」と発音されます(例:先生=せんせー、英語=えーご)。速記では発音に従って長音符号で書くのが原則です。
「おう」の処理:同様に「おう」は「おー」と発音されます(例:王様=おーさま、学校=がっこー)。速記では「おう」を長音符号として処理します。
具体的なルールをまとめると:
- えい→えー(発音上の長音):「英語」「先生」「時計」→ 長音符号で書く
- おう→おー(発音上の長音):「王様」「学校」「東京」→ 長音符号で書く
- ただし、「問いかけ」などはっきりと「え」「い」や「お」「う」が別々に発音される場合は長音処理しない
日本速記協会の参議院資料では「長音は直音・拗音に『一』をつけてあらわす」と説明されており、発音ベースで長音処理する原則が確認できます。参考:日本速記協会 参議院資料(PDF)
長音を含む頻出単語15選と書き方例
実際の速記練習では、よく使う単語で長音の書き方を体に染み込ませることが効果的です。以下に長音を含む頻出単語15選をまとめます。
| 単語 | 読み | 長音の種類 | 速記処理 |
|---|---|---|---|
| 学校 | がっこう | おう長音 | 「こ」の後に長音符 |
| 先生 | せんせい | えい長音 | 「せ」の後に長音符 |
| 東京 | とうきょう | おう長音×2 | 「と」「きょ」の後に長音符 |
| 大阪 | おおさか | おお長音 | 「お」の後に長音符 |
| 電話 | でんわ | 長音なし | そのまま書く |
| 会議 | かいぎ | 長音なし | そのまま書く |
| コーヒー | こーひー | 外来語長音×2 | 「こ」「ひ」の後に長音符 |
| ノート | のーと | 外来語長音 | 「の」の後に長音符 |
| スーパー | すーぱー | 外来語長音×2 | 「す」「ぱ」の後に長音符 |
| お兄さん | おにいさん | いい長音 | 「に」の後に長音符 |
| お母さん | おかあさん | ああ長音 | 「か」の後に長音符 |
| 問題 | もんだい | 長音なし | そのまま書く |
| 方法 | ほうほう | おう長音×2 | 「ほ」の後に長音符×2 |
| 国会 | こっかい | 長音なし | 詰音+そのまま |
| 重要 | じゅうよう | うう・おう長音 | 「じゅ」「よ」の後に長音符 |
この15単語を繰り返し書くだけで、長音処理の感覚がかなり身につきます。ア行長音・重音の練習動画も活用しましょう:
間違えやすい長音パターンTOP5と対策

速記を学ぶ多くの初心者が共通してつまずくポイントがあります。ここでは間違えやすい長音パターントップ5を取り上げ、それぞれの対策を具体的に解説します。
事前に間違いやすいポイントを知っておくことで、ミスを大幅に減らすことができます。
第1位:「おう」と「おお」の混同
最も多い間違いが、「おう」(王・校など)と「おお」(大・多など)の書き分けミスです。
どちらも発音上は「おー」に聞こえるため、速記者が聞き取りだけで書くと混同しやすくなります。
判別基準:
- 「おう」:漢字の送り仮名や語源が「おう」の場合(例:王=おう、学校=がっこう)
- 「おお」:漢字の読みが「おお」の場合(例:大=おお、多=おお)
対策:速記では「発音主義」が基本とされていますが、固有の語彙については単語ごとに正しい表記を記憶するのが最善です。
特に「大きい(おおきい)」「多い(おおい)」は日常会話でよく登場するため、早めに正しい処理を習得してください。
第2位:外来語(カタカナ語)の長音処理
外来語(カタカナ語)の長音は、和語・漢語と異なり「ー」が表記上明示されているため、一見わかりやすいように思えます。
しかし、実際の速記では以下のような落とし穴があります:
- 複数の長音が連続するケース:「スーパーマーケット」では長音が3箇所あり、書き漏らしが起きやすい
- 短い外来語での長音省略の誘惑:「コーヒー」を「コヒ」と書いてしまうミス
- 長音位置の勘違い:「エネルギー」の長音は語末のみ
対策:外来語については「カタカナ表記のとおりに長音符号を入れる」を徹底してください。省略による混乱より、正確な表記の方が読み返したときに確実です。
PGTH式速記法でも外来音の書き方は別途ルール化されており、外来語への対応は各方式で重視されています。参考:PGTH式速記法講義録3…長線文字、二重長音、外来音の書き方
第3位:複合語での長音位置
複合語(二つ以上の単語が組み合わさった語)では、長音がどの単語に属するかを意識しないと書き位置がズレることがあります。
例えば「東京都(とうきょうと)」では、「とう(東)+きょう(京)+と(都)」と分解できます。それぞれの長音をきちんと書かないと、後で読み返したときに「とうきょと」なのか「とうきょうと」なのかが不明確になります。
対策ルール:
- 複合語は単語ごとに分解して頭の中で整理してから書く
- 各単語の長音を漏らさず書く習慣をつける
- 迷ったら単語を一度平仮名に直して確認する
第4位:長音と促音が連続するケース
「コーッと」「ぎょーっとする」のように、長音(ー)の直後に促音(っ)が来るケースは初心者には難しいパターンです。
速記では長音の払いの後に、促音(詰音)の符号を続けて書く必要があります。この場合、長音の払いと促音の符号を混同しないよう注意が必要です。
日本速記協会の練習教材では「長音ははらって、続きがあれば間を少し空ける」と指示されています。この「間を少し空ける」ルールが、長音後の促音表記でも重要になります。
対策:長音払い → わずかな空白 → 促音符号 という順序を意識して書く練習を繰り返してください。
撥音・詰音(促音)の基本については以下の動画も参考になります:
第5位:人名・地名など固有名詞の長音
固有名詞(人名・地名・組織名など)の長音は、その語固有の読み方に従う必要があるため、一般的なルールだけでは対応できないケースがあります。
例えば、「大野(おおの)」と「王野(おうの)」は発音上ほぼ同じでも、速記で正確に書くためには元の漢字表記を知っている必要があります。
固有名詞での主な注意点:
- 地名の「大阪(おおさか)」「大分(おおいた)」は「おお」の長音
- 「東京(とうきょう)」「愛媛(えひめ)」などは語源による処理
- 人名は事前に漢字・読みを確認してから速記する習慣をつける
- 不明な固有名詞は仮の表記をしておき、後で確認・修正する
対策:議会・会議など特定の場で速記する場合は、事前に登場する固有名詞リストを作成し、長音処理をあらかじめ確認しておきましょう。
速記の長音をマスターする3ステップ練習法

長音を正確かつ素早く書けるようになるためには、段階的な練習が最も効果的です。ここでは、初心者が約8〜10日間で長音をマスターできる3ステップ練習法を紹介します。
無理に詰め込むより、各ステップを確実にこなすことで定着率が大幅に向上します。
ステップ1:符号の形を手に覚えさせる(1〜3日目)
最初の3日間は「量より正確さ」を優先します。長音符号の形・払いの方向・力加減を手に染み込ませることが目的です。
1〜3日目の具体的な練習メニュー:
- 各母音行の長音符号を1行ずつ、各20回書く(1日目:ア列・イ列、2日目:ウ列・エ列、3日目:オ列・まとめ)
- 教科書や図解を横に置き、形を目で確認しながら書く
- 1文字あたり3〜5秒かけて丁寧に書き、形の正確さを優先する
- 書いた後に教科書と見比べて、払いの方向・長さが合っているか確認する
注意点:このステップではスピードを求めません。「払いの感覚」を手に覚えさせることが最優先です。焦ってスピード練習に移ると、誤った形が体に染みついてしまいます。
早稲田式速記の五十音・基本符号も並行して確認しておくと、後の練習がスムーズです:
ステップ2:頻出単語20語で実践練習(4〜7日目)
符号の形が定着してきたら、実際の単語を使って長音を含む表記の練習に移ります。4〜7日目は「頻出単語20語」を集中的に練習します。
推奨する20語(長音を含むもの):
- 学校(がっこう)
- 先生(せんせい)
- 東京(とうきょう)
- 大阪(おおさか)
- 会議(かいぎ)※長音なし→比較用
- 重要(じゅうよう)
- 方法(ほうほう)
- 経営(けいえい)
- 社長(しゃちょう)
- コーヒー(こーひー)
- ノート(のーと)
- スーパー(すーぱー)
- エネルギー(えねるぎー)
- インターネット(いんたーねっと)
- サービス(さーびす)
- お兄さん(おにいさん)
- お母さん(おかあさん)
- 大きい(おおきい)
- 多い(おおい)
- 違う(ちがう)※長音なし→比較用
4〜7日目の練習方法:
- 1日5語ずつ、各単語を10回書く(4日間で20語カバー)
- 書いた後に正しい表記と照合して確認する
- 覚えたら翌日に再確認(忘却曲線を意識した復習)
- 慣れてきたら少しずつ書くスピードを上げる
ステップ3:短文・長文で総仕上げ(8日目〜)
単語練習が完了したら、いよいよ短文・長文を使った実践練習に移ります。ここが最も重要なステップで、リアルな速記環境に近い条件で練習します。
8日目〜の練習ステージ:
- 8〜10日目(短文練習):10〜20文字程度の短い文章を使い、長音を含む表現を集中練習。例:「東京で大きな会議が開かれました。」
- 11〜14日目(長文練習):ニュース原稿や議事録など100〜200文字の文章をディクテーション形式で練習
- 15日目以降(スピード強化):メトロノームや動画音声に合わせて書くスピードを徐々に上げる
仕上げ練習のコツ:速記練習では、書いた後に必ず読み返しテストを行ってください。「自分が書いた速記を1週間後に正確に読み返せるか」が習熟度の指標になります。
日本速記協会の練習教材(V式)も活用すると、より体系的な練習が可能です。参考:日本速記協会 練習教材V式(PDF)
速記における「長音」とは?基礎知識を解説

速記の長音を正しく理解するために、まず長音そのものの定義と日本語における役割を確認しておきましょう。
このセクションは「そもそも論」ですが、基礎を固めることで応用的なルールへの理解が深まります。
長音の定義と日本語での出現パターン
長音(ちょうおん)とは、日本語において前の母音を1モーラ(拍)分引き伸ばして発音する音のことです。カタカナ語では「ー」で、平仮名では「ああ」「いい」「うう」「ええ」「おお」「おう」「えい」などで表記されます。
日本語での長音の出現パターンは主に以下の4種類です:
- 同母音の連続:おかあさん(お母さん)、おじいさん(お爺さん)、くうき(空気)
- 異母音の連続(えい・おう):先生(せんせい)、王様(おうさま)、学校(がっこう)
- 外来語の長音符号「ー」:コーヒー、ノート、スーパー
- 感動詞・擬態語の引き伸ばし:そーか、えーと、あーそうか
言語学的には、長音は短母音と比べて音の持続時間が約2倍になります。この「2モーラ性」が速記での長音符号の必要性を生む根拠でもあります。
速記で長音を正しく書く重要性
速記において長音を正しく書くことは、後から正確に文章を復元するための必須条件です。
なぜなら、日本語では長音の有無で意味が変わる単語が多数存在するからです:
| 長音あり | 長音なし | 意味の違い |
|---|---|---|
| おじさん(叔父さん) | おじいさん(お爺さん) | 年代が異なる |
| ここ(此処) | こうこう(高校) | 場所vs学校 |
| びる(浴びる) | ビール(beer) | 動詞vs飲料 |
特に議会・法廷・医療現場など、記録の正確性が求められる場では、長音の書き漏らしや誤表記は致命的なミスにつながります。
速記者として活動するためには、長音の正確な表記は「できて当たり前」のスキルとして習得しておく必要があります。
一方、個人のメモ用途では、ちょい速記術として「長音(ー)は書かなくてもわかる場合は省略する」という実用的なアプローチもあります。参考:ちょい速記メモ術3〜速く書く編(ステップ2)〜

【参考】中根式・衆議院式など他方式の長音表記

速記には早稲田式の他にも複数の方式があり、それぞれ長音の表記方法が若干異なります。主要方式の長音処理を比較しておきましょう。
中根式速記の長音処理:
中根式では「長音」と「拗長音」を一括して「長拗音」の形で指導するのが標準的です。「ア列の長音は直音符号にアをつける」「清音+ウ→長音」「拗音+ウ→拗長音」「濁音+ウ→長濁音」という分類が用いられます。参考:中根式速記法概要 7(長音記法)
衆議院式速記の長音処理:
衆議院式では「あー(アート)」「いー(言い合い・かわいい)」「うー(ウール)」などを例に、各母音行の長音符号を動画で解説しています。書き方の基本は早稲田式に近い「払い」の概念です。
参議院式速記の長音処理:
参議院式では「長音は直音・拗音に『一』をつけてあらわす」というシンプルな定義が採用されています。付点(濁音点)との組み合わせで長濁音も表現されます。参考:日本速記協会 参議院資料(PDF)
電子速記(はやとくん)での長音:
キーボードを使う電子速記では、長音は専用キーの組み合わせで入力されます。「左のムレと右のムレでそれぞれ基本音節を打ち、長音や二重母音も含めた数百の音節をカバーする」という方式です。参考:音節の打鍵 | 電子速記研究会(はやとくんの会)
各方式の長音処理をまとめると:
| 速記方式 | 長音の表現 | 特徴 |
|---|---|---|
| 早稲田式 | 符号末尾の払い | 最もメジャー・直感的な表現 |
| 中根式 | 長拗音として一括処理 | 拗音との統合処理が特徴 |
| 衆議院式 | 払い(早稲田式に類似) | 国会で使用 |
| 参議院式 | 直音・拗音に「一」を付加 | シンプルな定義 |
| 電子速記 | 専用キー組み合わせ | キーボード入力 |
他の速記方式を学ぶ予定がある方も、長音の「発音に従って伸ばす」という本質的概念は共通しているので、早稲田式で基礎を固めれば他方式への移行もスムーズです。
まとめ:速記の長音は「発音に従う」を徹底すれば怖くない

この記事では、速記における長音表記のルールと書き方を詳しく解説しました。最後にポイントをまとめます。
- 基本は「払い」:長音符号は母音符号末尾に払いを加えるのが基本形
- 「えい」「おう」は発音通りに長音処理:これが最重要かつ最も間違えやすいポイント
- 外来語はカタカナ表記に従う:「ー」の位置・数をそのまま速記に反映する
- 固有名詞は事前確認:人名・地名は語源を確認してから長音処理を決める
- 3ステップ練習法:符号習得→頻出単語→短文・長文の順序で段階的に習得する
速記の長音学習で最も大切なのは「発音に従う」という原則を徹底することです。日本語の音として伸ばして発音するものは速記でも長音符号で表現する、というシンプルな基準を守れば、大半のケースは正しく処理できます。
「えい」「おう」の特殊処理だけを集中的に練習し、あとは頻出単語の書き方を反復することで、1〜2週間で長音の基本は習得できます。
速記は継続が命です。毎日少しずつでも練習を続けることで、長音を意識せずに自然に書けるレベルに到達できます。ぜひ今日から3ステップ練習法を始めてみてください。


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