「テリーン式速記」という言葉を目にして、どんな速記法なのか気になっていませんか?速記には早稲田式や中根式など多くの方式が存在しますが、テリーン式(Teeline)はイギリス発祥の英語速記として世界的に注目されているシステムです。本記事では、テリーン式速記の意味・読み方から歴史・符号体系、他の速記法との比較、独学での学び方まで、初めての方でもわかるよう徹底解説します。
テリーン式速記の意味と読み方をわかりやすく解説

テリーン式速記とは何か、またどのように読むのかを最初に押さえておきましょう。
速記という言葉自体はなじみがあっても、「テリーン式」という呼称はあまり聞き慣れないという方も多いはずです。
ここでは定義と読み方の両面から、テリーン式速記の基本をわかりやすく整理します。
テリーン式速記とは?一言でわかる定義
テリーン式速記(Teeline Shorthand)とは、1968年にイギリスのジェームズ・ヒル(James Hill)が開発した英語速記システムです。
一言で表すなら、「英語のアルファベットを簡略化した符号で、人の発言を素早く書き取るための記録術」です。
テリーン式最大の特徴は、音声(音韻)ではなくアルファベットのつづりを基準にしたスペリングベースの設計です。
音韻ベースのピットマン式やグレッグ式などと比べて習得が容易であり、イギリスのジャーナリスト養成機関であるNCTJ(National Council for the Training of Journalists)の公認速記法として採用されています。
習熟者は最大で毎分150語(約150 WPM)もの速度で書き取りができるとされており、英語圏のジャーナリストや議会速記者を中心に広く活用されています。
「テリーン式」の正しい読み方と表記
「テリーン式速記」の正しい読み方は、「テリーンしき そっき」です。
英語原語の「Teeline」は、日本語では「テリーン」または「ティーライン」と表記されることがあります。
インターネット上では「ティライン速記」「テリーン速記法」「Teeline速記」など複数の表記が混在していますが、いずれも同じシステムを指しています。
日本語の文献では「テリーン式」と表記するケースが多く見られますが、英語圏では単に「Teeline」と呼ぶのが一般的です。
「ティーライン」という読み方は英語の発音に近く、イギリス人教師などとの交流ではこちらが通じやすい場合もあります。
テリーン式速記の歴史と成り立ち

テリーン式速記がどのような背景で生まれ、現在に至るまでどのように発展してきたかを時系列で追っていきます。
速記の歴史は古代ローマ時代にまでさかのぼりますが、テリーン式はその系譜の中でも比較的新しい20世紀の発明です。
フランス発祥のデュプロワイエ式との関係
テリーン式速記の成り立ちを理解するうえで、西洋速記の系譜を把握しておくことが重要です。
デュプロワイエ式速記(Sténographie Duployé)は、1860年にフランスの聖職者エミール・デュプロワイエが考案したフランス語速記で、幾何学的な曲線を多用した符号設計が特徴です。
デュプロワイエ式は後にカナダ先住民族の言語表記にも応用され、ユニコードにもブロックが収録されるほどの影響力を持ちます。
一方、テリーン式の直接の親系統はデュプロワイエ式ではなく、1837年にアイザック・ピットマン(Isaac Pitman)がイギリスで考案したピットマン式速記です。
テリーン式の開発者ジェームズ・ヒル自身がピットマン式の教師であり、ピットマン式の学習難度を改善する目的でテリーン式を設計しました。
デュプロワイエ式とテリーン式はいずれも西洋速記の大きな流れの中に位置していますが、デュプロワイエ式は音韻・曲線重視のフランス語速記であり、テリーン式はアルファベットベースの英語速記と、その設計思想は大きく異なります。
両者を混同しないよう注意が必要ですが、西洋速記全体が共通する「符号の単純化・省略化」という哲学の点では、同じ速記文化の系譜に属するといえます。
日本への伝来と明治・大正期の普及
テリーン式速記はイギリス発祥の英語速記であるため、日本語速記とは直接的な継承関係はありません。
日本に西洋式速記が伝わったのは明治時代で、1882年(明治15年)に田鎖綱紀が英国式速記を参考にした日本語速記法「日本傍聴筆記法」の講習を開始したのが起源とされています。
明治23年(1890年)の第1回帝国議会開会にあわせて速記が公式に使用され、議事録の作成に活用されました。
その後、大正期にかけて早稲田式・中根式・参議院式・衆議院式など複数の日本語速記方式が整備・普及し、日本独自の速記文化が確立されました。
テリーン式速記(Teeline)が開発されたのは1968年であり、当時の日本の速記界はすでに独自の方式を確立していたため、テリーン式が日本の速記教育に組み込まれることはありませんでした。
ただし、英語速記の学習や英語圏への留学・就職を目的とした学習者の間では、現在もテリーン式は一定の注目を集めています。
現在の位置づけと学習者の実態
2026年時点においても、テリーン式速記はイギリスおよびコモンウェルス諸国のジャーナリストの間で事実上の標準英語速記法として機能しています。
NCTJはテリーン式をジャーナリスト資格試験の公認速記法として採用しており、英国のジャーナリスト志望者は毎分100語(100 WPM)の書き取り速度を目標として学習します。
世界的にも、Reddit の shorthand コミュニティや YouTube の学習動画を通じて独学者が増加しており、デジタル時代においても速記スキルの価値は再評価されています。
日本国内では、英語を使う職業(英語圏の記者・通訳補助・英文秘書など)を目指す人や、速記文化そのものに興味を持つ愛好家がテリーン式を学ぶ事例が見られます。
また、SNSや速記専門のオンラインコミュニティを通じて情報交換が活発に行われており、学習資料の入手も以前に比べてかなり容易になっています。
テリーン式速記の特徴と符号体系

テリーン式速記の仕組みを理解するには、符号の設計思想と表記ルールを把握することが重要です。
ここでは、符号のデザイン、母音・子音の扱い、短縮法の3点に分けて詳しく解説します。
曲線主体の符号デザインが最大の特徴
テリーン式の符号は、英語のアルファベットを崩し書き(cursive)で書いたときの形をさらに単純化・抽象化したものです。
各文字の不要な装飾部分を取り除き、最小限の線と曲線で文字を表現することで、筆記速度の向上を実現しています。
例えば、通常の「b」は上の丸い部分と縦線で構成されますが、テリーン式では縦線と小さな弧だけで表現されます。
音韻(発音)を基準にするピットマン式やグレッグ式とは異なり、テリーン式はアルファベットの形状を維持しながら簡略化しているため、英語話者にとって記号の意味を直感的に理解しやすいという利点があります。
ペンを紙から離さずに流れるように書けるよう設計されており、書いていて自然な筆運びになることも特徴の一つです。
母音は子音より小さく書くことで視覚的な区別がつけられており、似た形の符号を混同しにくい工夫が施されています。
母音・子音の表記ルールの基本
テリーン式速記の表記で最も重要なルールの一つが、母音の省略です。
基本ルールとして、単語の最初と最後の母音は書き、それ以外の中間の母音は省略することが推奨されています。
例えば「station」は「stn」程度の符号で書き取ることができ、わずか3画程度で単語が表現できます。
また、サイレント・レター(発音されない文字)は無視するというルールもあります。「phone」の「ph」は「f」で代替するなど、より音声に近い簡略表記が認められています。
子音に関しては、「sh」「ch」「th」などの二字合字(ダイグラフ)には専用の単一符号が用意されており、頻出の語句を効率よく書き取れるよう設計されています。
母音インジケーターという概念も存在し、単語の先頭・末尾の母音を示す小さな補助記号を使うことで、文章の読み返し時に誤読を防ぐ工夫がなされています。
短縮法・略号の仕組み
テリーン式では、基本の符号を習得した後に「上級理論」と呼ばれる短縮法を学ぶことで、毎分100語を超える高速書き取りが可能になります。
ダブリング(Doubling)と呼ばれる技法では、「D」「T」「L」「M」「W」の符号を通常の約2倍に伸ばして書くことで、その後に「R」が続くことを表します。
例えば、「D」の符号を伸ばすだけで「DR」を表現でき、「doctor」「drive」などの頻出単語を素早く書き取れます。
接頭辞・接尾辞の短縮も重要で、「under-」「multi-」「trans-」などの頻出接頭辞や、「-ing」「-able」「-nce」「-nch」などの頻出接尾辞には専用の短縮符号があります。
さらにワードグルーピング(Word Groupings)という技法では、「at the」「in the」「it is」などよく使うフレーズを一つのまとまった符号として書き、フレーズ単位での記録を可能にします。
ワードグルーピングは学習者が自分で独自のグルーピングを作成することも推奨されており、テリーン式には厳密なルールよりも個人の工夫を重視する柔軟性があります。
テリーン式速記と他の速記法との違い【比較表あり】

テリーン式速記の位置づけをより明確にするため、代表的な速記法と比較してみましょう。
特に日本で多く使われている早稲田式・中根式との違いを理解することで、テリーン式の特性がより鮮明になります。
早稲田式速記との違い
早稲田式速記は日本語速記の代表的方式で、川口渉によって開発され、通信教育を通じて普及してきました。
早稲田式は日本語の五十音をベースに設計された符号体系で、子音ごとに一定の規則性を持つ線・角度・長短で音節を表現します。
一方、テリーン式は英語アルファベットを基礎とするため、日本語の音節構造(かな文字の母音+子音の組み合わせ)には対応していません。
早稲田式は日本語速記検定試験(日本速記協会主催)の受験に対応した方式であり、現在も教材・指導者が充実しているため、日本語の議事録や口述筆記を目的とするなら早稲田式が適切です。
テリーン式は英語の記録に特化しているため、用途が根本的に異なります。英語圏での取材・報道・会議記録を想定するならテリーン式、日本語速記を目指すなら早稲田式、という棲み分けがあります。
中根式速記との違い
中根式速記は中根正親が創案した方式で、高校や大学の速記部で広く採用されている日本語速記システムです。
中根式の符号は行ごとに方向を統一する設計になっており、初心者が文字体系を覚えやすい構成になっています。
テリーン式と中根式の最大の違いは対象言語で、中根式は日本語専用、テリーン式は英語専用という点が根本的に異なります。
また、中根式は線の長短・方向・角度で音節を表現するのに対し、テリーン式はアルファベットを崩した形状をベースにするため、記号の成り立ちに対する直感性が大きく異なります。
中根式は日本国内の速記検定で使用できる方式で、高校速記部での活動・競技速記・資格取得を目的とした学習に適しています。
以下の比較表でテリーン式・早稲田式・中根式の主な特徴を整理します。
| 項目 | テリーン式 | 早稲田式 | 中根式 |
|---|---|---|---|
| 対象言語 | 英語 | 日本語 | 日本語 |
| 開発者 | ジェームズ・ヒル(英) | 川口渉(日) | 中根正親(日) |
| 開発年 | 1968年 | 20世紀前半 | 20世紀前半 |
| 符号の基礎 | 英語アルファベット | 日本語五十音 | 日本語五十音 |
| 設計方針 | スペリングベース | 音節・音声ベース | 音節・行別方向統一 |
| 主な用途 | 英語圏の報道・議会 | 日本語議事録・速記検定 | 速記検定・学生部活動 |
| 公認機関 | NCTJ(英国) | 日本速記協会 | 日本速記協会 |
| 習得難易度 | 英語話者には容易 | 中程度 | 初心者向け・やや容易 |
テリーン式速記のメリット・デメリット
テリーン式を学ぶ際に知っておくべきメリットとデメリットを客観的に整理します。
【メリット】
- 習得が比較的容易:アルファベットベースなので、英語話者には記号の意味が直感的に把握しやすい
- 高速書き取りが可能:習熟すれば毎分100〜150語の速度で英語を記録できる
- 国際的な通用性:イギリス・オーストラリア・カナダなどコモンウェルス諸国で広く通用する
- 柔軟性が高い:厳密なルールが少なく、学習者が自分流のカスタマイズを加えやすい
- 資料の豊富さ:英語圏の教材・YouTube動画・オンラインコースが豊富に存在する
【デメリット】
- 日本語には使えない:英語専用であるため、日本語の速記には全く対応していない
- 日本語の教材が少ない:日本語の解説書・参考書はほぼ存在せず、英語での学習が基本となる
- 日本国内での認知度が低い:日本では早稲田式・中根式が主流で、テリーン式の指導者・コミュニティが非常に少ない
- 速記検定への対応なし:日本速記協会の速記技能検定はテリーン式に対応しておらず、日本で資格を取得するルートがない
- 母音省略のルールが曖昧:厳密なルールが少ない分、独学では読み返しが困難になる場合がある
どの速記法を選ぶべき?目的別の判断基準
速記法の選択は、学習の目的・使用言語・将来のキャリアによって明確に判断できます。
以下の目的別ガイドラインを参考にしてください。
- 英語圏でジャーナリストを目指す・英語の取材記録を素早くしたい→ テリーン式(Teeline)が最適。NCTJ認定で英国・豪州・加国のメディア業界に直結する
- 日本語速記検定1〜6級を取得したい・日本語議事録を速記したい→ 早稲田式またはV式。教材・指導者ともに充実している
- 高校・大学の速記部に入部している・周囲に速記経験者がいる→ 中根式が馴染みやすく、仲間と練習しやすい
- 速記そのものへの知的好奇心・趣味として学びたい→ テリーン式は英語速記として世界的な知名度があり、海外コミュニティとの交流も楽しめる
日本語速記の資格取得が目的ならテリーン式は選択肢に入りません。しかし英語速記の習得や国際的な視野での速記学習を求めるなら、テリーン式は非常に魅力的な選択肢です。
テリーン式速記の学び方と教材の入手方法

実際にテリーン式速記を学ぶための具体的なステップと、教材の入手方法を解説します。
日本語の教材はほとんど存在しないため、英語教材を活用することが前提になりますが、基礎的な英語力があれば独学で十分に習得可能です。
入手可能な教材・テキストの探し方
テリーン式速記の主要教材としては、NCTJが推奨する『Teeline Gold Standard for Journalists』(Marie Cartwright著)が最も広く使われています。
同書は初心者が毎分100語を目指すために必要な内容を体系的に網羅しており、英国のジャーナリズムコースで教科書として採用されている信頼性の高い一冊です。
Amazon(amazon.co.jpおよびamazon.co.uk)で購入可能で、価格は英国版で1,500〜2,500円程度(輸入書籍)です。
また、『Teeline Gold』シリーズ(Heinemann Educational刊)は入門から上級まで揃ったシリーズで、段階的な学習に適しています。
日本国内では洋書専門の書店(丸善・ジュンク堂など)でも取り扱いがある場合がありますが、在庫がない場合はオンライン注文が確実です。
無料リソースとしては、Art of Memory(Teeline Shorthand解説ページ)や、YouTubeの学習チャンネル「Teeline Shorthand For Beginners」シリーズも入門学習に非常に役立ちます。
図書館・古書店・オンラインアーカイブの活用法
コストをかけずにテリーン式速記を学びたい場合は、図書館・古書店・オンラインアーカイブを活用しましょう。
国立国会図書館では海外の速記関連書籍を所蔵しているケースがあり、遠隔複写サービスを利用することで特定のページのコピーを郵送してもらうことも可能です。
古書店(オンライン)では、日本の古本屋(kosho.or.jp)やABEBOOKS、eBayなどで英語の旧版テリーン式テキストが比較的安価に入手できる場合があります。
Internet Archive(archive.org)では、一部の旧版テリーン式テキストがデジタル化されて無料閲覧可能な場合があります。検索キーワード「Teeline shorthand」で試してみてください。
また、Redditのr/shorthandコミュニティでは学習者同士がPDFリソースや学習方法を共有しており、無料で有用な情報を集めることができます。
日本速記協会のPDF文庫では日本語速記の資料が無料公開されており、速記全般の知識を深めるための参考資料として活用できます。
独学は可能?難易度と習得期間の目安
テリーン式速記の独学は十分に可能です。教材と練習時間さえ確保できれば、英語話者や英語上級者は比較的短期間で基礎を習得できます。
習得期間の目安は以下のとおりです。
- 基礎アルファベット習得(読み書き可能):集中学習で1〜2週間程度
- 毎分50語(基本的な文章の書き取り):1〜2か月の継続練習
- 毎分100語(NCTJ資格試験レベル):6か月〜1年の継続的な練習
- 毎分130〜150語(プロレベル):数年の本格的なトレーニング
あるRedditユーザーは「1冊の本を1〜2週間でこなせば全体のシステムを把握でき、流暢には読めないが体系全体は理解できる」と報告しており、入門ハードルは他の速記法に比べて低めです。
毎日30分〜1時間の練習を継続することが上達の鍵で、ディクテーション(口述書き取り練習)を録音音声で繰り返すことが最も効果的な練習方法とされています。
なお、日本語を母語とする場合は英語の語彙・スペリングの理解が前提となるため、英語力が低い段階では学習効率が大幅に下がります。TOEIC 600〜700点程度の英語力があると学習がスムーズに進みます。
学習を始める前に確認すべき3つのポイント
テリーン式速記の学習を始める前に、次の3つのポイントを必ず確認してください。
- 目的を明確にする:英語速記が必要な場面(英語圏での取材・英語会議のメモ・ジャーナリズム資格取得など)があるか確認しましょう。日本語速記が必要なら日本語速記方式を選ぶべきです。
- 英語力を確認する:テリーン式はアルファベットスペリングベースのため、英単語のスペルに精通していることが必須です。英語の基礎力が十分でない場合は、英語学習と並行することを強くお勧めします。
- 教材確保の見通しを立てる:日本語の解説書はほぼ存在しないため、英語教材を入手する方法(Amazonでの購入・図書館での閲覧・PDF資料の活用など)を事前に計画しておきましょう。
この3点を事前に整理しておくことで、学習開始後の挫折を防ぎ、無駄なく効率的な学習計画を立てることができます。
まとめ

本記事で解説したテリーン式速記の要点を以下にまとめます。
- テリーン式速記(Teeline Shorthand)は1968年にイギリスのジェームズ・ヒルが開発した英語速記法で、アルファベットを簡略化した符号を使用する。
- 最大の特徴はアルファベットのスペリングベースの設計で、音韻ベースの他の速記法より習得が容易。
- イギリスNCTJが公認する英語ジャーナリスト向け速記法で、毎分100〜150語の書き取りが可能。
- 日本語専用の早稲田式・中根式とは対象言語が根本的に異なるため、用途に応じて使い分けが必要。
- 独学は可能で、基礎習得まで1〜2か月程度。英語教材を活用し、毎日コツコツと練習を積むことが上達の近道。
英語を使う職業を目指している方、あるいは速記という技術そのものに興味がある方にとって、テリーン式速記は非常に価値あるスキルです。まずは無料のYouTube動画や入門PDFで符号に触れてみるところから始めてみましょう。
よくある質問(FAQ)

テリーン式速記は現在も使われていますか?
Q. テリーン式速記は現在も使われていますか?
A: はい、2026年現在もイギリスを中心に活発に使われています。NCTJがジャーナリスト資格試験の公認速記法として採用しており、英国・オーストラリア・カナダなどの報道機関や議会で日常的に利用されています。デジタル化が進む時代においても、取材現場でのメモや審問での記録に速記スキルの需要は続いています。
テリーン式速記の検定試験はありますか?
Q. テリーン式速記の検定試験はありますか?
A: 英語圏ではNCTJ(英国ジャーナリスト訓練全国協議会)がテリーン式速記の試験を実施しており、毎分100語が合格基準の目安です。一方、日本速記協会が行う速記技能検定(1〜6級)はテリーン式に対応しておらず、日本でテリーン式の公式資格を取得することは現状できません。
初心者が速記を始めるならどの方式がおすすめですか?
Q. 初心者が速記を始めるならどの方式がおすすめですか?
A: 目的によって異なります。日本語速記を学びたい場合は早稲田式またはV式がおすすめで、教材・指導者ともに充実しています。英語速記を学びたい場合はテリーン式が習得のしやすさと実用性の面で優れています。まず「何語の速記か」「検定を受けるか」「将来の用途は何か」を整理してから方式を選ぶと、学習の方向性が定まります。


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